マ〜ヤ行


・マフラー[muffler]
原動機の排気口の先に装着して、音を消す装置。消音器。サイレンサー。
エンジン本来の排気音はレース車両を見ても分るようにとても大きいため、その圧力変動を打ち消し、吸収させて音を静かにするのが目的。
ターボ車の場合は、抜けの良いマフラーが求められるが、NA車の場合はある程度の抵抗がないとエンジン出力の低下につながる。


・モノコック[monocoque]
フレームとボディが一体成形された車体で、現代の乗用車のほとんどに採用されている。
軽い割には車体剛性を高くでき、床面も低くできるが、エンジン、足回り等を直接ボディで支持する構造のため振動や騒音を抑えることが難しい。


・横G
地球の引力は1Gであるために、静止状態の物は1Gの力で地面(床)に張り付いている事になる。
しかし、車に乗ってコーナリングした時などは、遠心力によって曲がっていく方向とは逆に身体をもっていかれる。
その力を横Gと言う。
速く走るためには、この横Gをどううまく逃がしてやるかにかかる。
横Gを溜めすぎて走ると、少しのバランス変化で大クラッシュになることもあるので注意


・ヨーイング[yawing]
車の挙動3大要素の一つ。
車が曲がっていく時に必ず起きる動きで、車体中心に対しての垂直な軸を中心とした旋回運動。
走行中にステアリングを切った時際、車がその方向へ曲がろうとする動き。
この動きを積極的に制御するデバイスに、三菱車の「AYC(アクティブ・ヨー・コントロール・システム)」などがある。